色とりどりのバッグデザイナーの日常

バッグ作りにつながる日々のインスピレーションを記録します

1泊2日の塔ノ岳登山!山小屋に初めて泊まってきました。

息子の春休み最終日は、家族で塔ノ岳登山。
1000mを超える山に登ったのは初めて。大変なこともありましたが、お天気が良く、とても楽しく貴重な体験ができました。
 
★ 塔ノ岳って?
 
神奈川県西部の丹沢山地に属する標高1491mの山です。
秦野市側の表丹沢と呼ばれる一帯の中では、最高峰なんだそうです。
★ 今回の登山計画は?
 
今回は一泊二日で、ヤビツ峠から二ノ塔、三ノ塔を経由して塔ノ岳を登り、大倉尾根を一直線に下るという表尾根縦走コースを歩きました。

歩行距離14.3km、歩行時間7時間。普通は日帰りで歩くコースのようですが、小4の息子も私もそれはちょっと無理。

塔ノ岳山頂の尊仏山荘で1泊しました。
 
ヤビツ峠からいざスタート!
 
まずは小田急秦野駅からバスに40〜50分乗り、ヤビツ峠へ。
9:00頃、ヤビツ峠を出発しました。
しばらくは舗装道路を歩きます。
山道に入る手前で、おにぎりを食べエネルギー補給。
山道に入ってからは、階段や岩場の登りが続きます。
まだ身体が山道に慣れていないこともあり、ここはちょっと苦戦。特に息子は大変でした。
超グダグタな息子の様子から、塔ノ岳は無理か?宿泊はやめて三ノ塔辺りで下山した方がいいのでは?と真剣に思ったくらいです。
(本当に大変だったので、この辺りの写真は撮れませんでした 涙)
なんとか二ノ塔に着いたのは、11:30ぐらいでした。
 
★ 二ノ塔から三ノ塔へ
 
二ノ塔では長めに休憩し、軽食を摂りました。
ここで大好物のフルーツサンドを食べたのが効いたのか、息子はその後軽快に歩くようになりました。
二ノ塔から三ノ塔までは、少し下ってまた登るという行程。
三ノ塔には思いの外早く、12:30頃着くことができました。
三ノ塔は全面パノラマ。お天気がとても良く、丹沢山地の山々や、下方に広がる秦野や渋沢辺りの街もよく見渡せます。本日のゴールの塔ノ岳を遠くに見眺めながら、「これからあそこまで行くんだよ」などと話ながら、気持ちよくお昼ごはんを食べました。

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写真中央のちょびっと飛び出している山が、塔ノ岳だと思われます。
 
★ いよいよ塔の岳へ
 
ここからがこのコースの真骨頂だと思います。
峠をいくつか経由しながら尾根づたいに歩く雄大なコース。山に来たなー!と実感できて、気分爽快です。
でもその反面、左右が開けた尾根沿い道や階段、鎖を伝って下りなければ岩場、風が吹き抜けて怖い谷間等、危ないところも多いです。
当日の雨はもちろん、前日が雨で足場が濡れていたら、私には無理かもと思われるところがいっぱいでした。

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特にここ。この鎖がついている岩場、「鎖場」と呼ばれているそうなのですが、初心者には難所です!

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鎖を両手でしっかり持ち、慎重に下りていたのですが、足が滑り一瞬鎖にぶら下がる状態になり身体が90度回転。左のお尻を岩にはげしくぶつけてしまいました。
「鎖は両手で持たずに、片手は岩についた方いいですよ」その様子を下から見ていた反対方向から来た方からアドバイスそっか、なるほど。片手が岩にあると、足元が不安定でも身体が揺さぶられるのことはありませんね。ありがとうございます!
ここは、ゴールデンウィーク等の混雑する時期には、渋滞して2〜3時間待つこともあるそうです。
この日は人は疎らで、待たずに通過することができました。
 
このポイント以外は順調でした。息子も絶好。絶好調過ぎて、息子と夫は先にすたすた行ってしまい、私は一人置いていかれ気味という感じでしたが、楽しく登山を満喫することができました。
途中山小屋や茶屋がいつかあり、その周辺でおやつ休憩をとりながら、到着予定時刻16:00ほぼぴったりに、塔ノ岳山頂に到着しました!

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★ 初めての山小屋泊にドキドキ
 
この日は、山頂にある山小屋、尊仏山荘に一泊しました。

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こんな初心者が山小屋に泊まっちゃって大丈夫かな?とちょっと心配でしたが、山小屋の方が温かく迎えてくださり安心しました。
仏山荘は定員80名。この日は20人ちょっと泊まっていたようです。
部屋は大部屋と個室があるのですが、私たちには4人部屋の個室を割り当てくださいました。2段ベッドになっていて、息子は大喜びです。
 
夕ごはんは18:00頃、カレーでした。ちょっと辛めでしたが、辛いもの好きな息子は大丈夫。福神漬け多めでお代わりまでしていました。

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夕ごはん前の日没間近の時間に、日中はモヤでほんの薄っすらとしか見えなかった富士山が、少しはっきり見えてきました。

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夕日の左側に頭を出しているのが富士山です!

夜もやはりスッキリとではありませんが、星が多く見られました。街の夜景もこんな感じできれいでした。

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朝は早起きの息子に起こされ5:00前に起床。
日の出が見られるかなと期待して外に出てみました。が、残念ながらもやモヤっていました。春霞ですかね、この季節は仕方ないのかな。
でもお天気はこの日も快晴でした。
 
朝ごはんは6:00頃、おでんでした。よーく具材に味か染みていて、美味しかったです。

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★ 大倉尾根ルートで一気に下山
 
6:30過ぎに山小屋を出発しました。

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整備された階段をひたすら下ります。
ところどころに開けた見晴らしの良い場所があり、気持ちがいい!
この時間に他の山に登りに行く人はいても、塔ノ岳から下っている人は私たちぐらい。
朝の澄んだ空気と絶景を貸切で堪能することができました。

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階段の合間に岩場もあり、気をつけてながらも快調に下山。
ところがある時、岩場でストックをついた瞬間、足を滑らせ転倒。いつもならばお尻を付くところが、リュックの荷物が重くて前重心になってしまい、頭から転倒。ストックを持っていたたため手をつくのも遅れ、なんと岩に頭をぶつけてしましました。
出血しなかったのが幸いでしたが、おでこに大きなたんこぶができてしまいました。
ストックの扱い、難しいですね。その後ストックはしまって歩きました。
 
このほかには大きなトラブルはなし。
ぐんぐん下って10:30過ぎにゴールの大倉バス停に無事到着しました。
 
★ 温泉ですっきり
 
大倉バス停からバスで渋沢駅へ。
渋沢駅から小田急線に乗り、3つ新宿寄りの鶴巻温泉駅で下車。駅のすぐそばの温泉施設「弘法の湯」に寄りました。

https://spa-tokyo.net/z-k-tsurumakionnsen-koubounoyu/index.html

お風呂でスッキリした後、お昼ごはんやアイスクリームなどを食べながら、お疲れさま会。

お風呂の2階の休憩スペースは、お昼すぎの時間は空いていて、ゆっくり休むことができました。
その後帰路に着きました。
 
小田急丹沢・大山フリーパスがお得
 

www.odakyu.jpバスも使えますし、帰りに温泉に入るのに小田急線を途中下車するつもりだったので、こちらの切符を今回利用しました。

 
★ あれこれ振り返り
 
・山小屋に水場がない!
泊まった尊仏山荘は、水場がありませんでした。なので、手や顔を洗ったり歯磨きをしたりすることができません。
顔や手足だけはクレンジングシートやウェットティッシュで拭き、歯磨きはせずに過ごしました。1泊ぐらいなら大丈夫!2泊以上はちょっと大変かな。
 
・荷物が重かった!
山小屋に水場がない。近くに湧き水が出るとことがあるとのことでしたが、そこまで汲みに行く余裕がなさそう。なので水はしっかり一人1.5L分を持って行きました。
私は一部息子の分も含め2L背負って行ったのですが、これがかなり重かった(涙)
水以外のものを減らそうかとも思ったのですが、初めての山小屋、不安なことが多いし、そもそもかなりミニマムだったので、結局減らせず。
水は山小屋でお値段は高くても買うべきだったのか?でももし水の在庫がないと言われたら?
やっぱり今後も水は持っていくだろうな。重い荷物は泊まりの山登りには必至ということなのですよね。
 
・スクワットの大切が身にしみた!
重たい荷物を背負った状態で、立ち上がったり、しゃがんだり、階段を登ったりするときに、スクワットで使う腿の筋肉がぴりぴりしました。
スクワット、日頃からやっていてよかった!と思うと同時に、もっとやらないと、と気合が入りました。
 
・ストックの使い方がわからない!
ストックは下手に使うと危ない。今回下りで激しく転んだことで気づきました。上手な使い方、マスターしたいです。
 
・息子が前半大変で、かなり体力を消耗した!
実はこれ、いつものことなんです…
前半スムーズに登れるようになったら、私の周りの山好きの方々とご一緒させてもらえるのになあ。息子の成長待ちですね(苦笑)
 
・お天気の良さに救われた!
今回お天気にはとても恵まれました。
お天気が良かったおかげで、いろいろあっても気持ちよく頑張れた気がします。
 
さてさて、次はどうする?
暑くなる前にもう1回ぐらい行きたいね。
家族で相談中です。
 
今回こちらの講座が大変役に立ちました!

fooco-s.hatenadiary.com

この講座の内容をもとに、準備を進めてきました。

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