久しぶりに息子のレッスンバッグを作りました。
こういうものって、買ってもいいけど…
子どもの成長するにつれて作る機会も減るだろうから、せっかくなら作りたい。
作るからには、絶対きれいに仕上げたい!
そう思って、いつも私がやっていることをまとめてみました。
★ 「地直し」をしっかりする
お店に並んでいる生地、ピシッとしてはいますが、細かーく見ると、縦糸や横糸が真っ直ぐでなく、少しずつ曲がっています。
これをそのままにして切ったり縫ったりしていくと、真っ直ぐ作ったつもりが、あれ?曲がってる!という仕上がりになってしまいます。
その歪みをとる作業が「地直し」です。
具体的には、生地を水で湿らせてアイロンをかけるという作業になります。
湿らし方にはいろいろあり、
・霧吹きをかける。
・霧吹きをかけた後、ビニール袋に入れてしばらくおく。
・水にドボンと浸して、洗濯物のように干す。
このあたりの方法が一般的かなと思うのですが、私はもう一歩進んで
・おしゃれ着洗い用洗剤を入れて、洗濯機で軽く回す。
という方法でやっています。
この方法だと、生地をパリッとさせるために製造段階でつけている「のり」もスッキリ落とせますので、生地の歪みがよりしっかりとれます。
また、生地の洗濯による色落ち度合いも確認できます。
その後乾かして、アイロンをかけます。
★ しつけ縫いをする
袋物は直線縫いなので、しつけ縫いをせずに待ち針で抑えるながらでも縫うことができます。
でもそうすると、丁寧にミシンをかけたつもりでも、ちょっとずつズレてしまうことがあります。
表地一枚で仕上げるならさほど気にする必要はありませんが、裏地をつける場合には、ズレがあるときれいに仕上がりません。
特に大事な箇所、手提げバッグの持ち手をつけるとところなどは、裏地をつけない場合でも、きちんとしつけ縫いをした方がよいと思います。
★ アイロンを頻繁にかける
ミシンをかけたらその都度縫い目と縫い代にアイロンをかけています。
こうすると、微妙な縫い目のツレがなくなります。縫い代もしっかり割ってアイロンをかけることにより、落ち着きが良くなります。
これをやるかやらないかで、出来ばえが変わってくる、洋裁の先生から教わったことです。
アイロンをかける際には、しつけ縫いをした糸を取っておくことを忘れずに。アイロンをかけた後だと、しつけ糸が取り除きづらくなります。
★ 薄手の生地は接着芯で張りを出す
かわいい生地はみんな薄くてバッグには不向き、そう思ったことありませんか?
生地の裏にアイロンで簡単につけるられる接着芯というものがあります。裏地をつけることが前提にはなりますが、これをつけると生地に張りが出すことができます。
これの生地、薄い綿プリントなのですが、わりとしっかりした接着芯を貼って、バッグの表地に使いました。
接着芯は、ふわふわとしたキルト地タイプのものもあります。
厚みが増し多少縫いにくくはなりますが、お好きな布を簡単にキルト生地することができます。
上記のことは、どれもちょっと手間がかかりますが、作業としては簡単です。
もしきれいに作れないなと思うことがあったら、どれか一つでも試してみてください!