色とりどりのバッグデザイナーの日常

バッグ作りにつながる日々のインスピレーションを記録します

エプロンで世界を変える挑戦!

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今年に入ってから始めたエプロン作り。
商品化に向けて着々と動いています。

少し前から、「エプロンで世界を変える クリエーター日記」というタイトルで、新たにこんなnoteも書き始めました。

note.com

「世界を変える」ってずいぶん大きく出たな、という感じですよね。
これは、単なるハンドメイド作品ではなく、商品として多くの人に使ってもらえるものを生み出したい、そんな意気込みからつけたタイトルです。
素敵なエプロンを作るのはもちろん、会社員時代にやっていた商品企画の知識や経験を生かして、今の時代に買ってもらえるものは何かという視点でも、どしどし考えていきたいと思っています。

そしてこのnoteには、商品化に至るまでのあれやこれやを、包み隠さず書いていくつもりです。
後になって振り返った時に、読み応えのあるストーリーになっていればいいな。
さらには、商品企画ってどんな風に進んでいくの?なんていうことに興味がある方に対して、何かしらのお役に立てたらいいな。
そんな気持ちも込めて書いています。

どんな展開になるのか予測不能。だからこそ楽しい!
そんなワクワクした気持ちを大切に、挑戦を続けていきます!!

ちなみに冒頭に載せた写真は、試作品第2号。
これについては以下のような記事にまとめています。

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エプロン試作中♪

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最近エプロンを作っています!お友達とコラボして、商品化を目指しています!!

試作品作りは私の担当。型紙を起こし、生地を裁断して、縫い合わせて…

で、写真は試作品第一弾。ここからいろいろ変えていく予定です。乞うご期待!

 

noteにも記事を書いています。

よろしければご覧ください!

「久しぶりの型紙おこし」

https://note.com/fooco/n/nf298ce23a524

 

2021年もがんばります!

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2021年が始まってもう2週間が経ってしましたね。早い!!

写真は息子が元旦の朝撮ったテレビおみくじ?です。おみくじのところがパラパラ変わっていて写真に撮って写ったものがその年の運勢というもののようです。息子は連写して大吉をゲットしてました(笑)

昨年はコロナの影響で大きく世の中が変化した1年でした。でもそれ以上に、外でお仕事を始めたり、オンライン朝活を始めたりと、私自身自分の意思で生活が大きく変えた1年だったので、ネガティブになることなく、withコロナの生活にうまく順応できたかなと思っています。

今年はとにかく「自分が興味があること、楽しいことからやっていく」と決めています。ハンドメイドも、自分が興味があるもの、楽しく感じるものを優先的にかたちにしていこうと思っています。仕事で洋服のお直しをやっていることもあり、今は洋服作りに興味津々。今年はまずそっち方面を攻めていくことなりそうです

noteに、今年のスローガン?キャッチコピー?みたいなものを、書いてみました。(ちょっとアグレッシブです 笑)

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どんな世の中になろうとも、良い方向に大きな変化を起こせるよう、今年も頑張ります!

 

 

手持ちの端切れ生地で

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息子(現在小5)のお弁当用きんちゃく袋をと作り始めたはずが… 女子っぽくなってしまいました(笑)これは使ってくれないなあ、諦め8割で「どう?」と聞いてみたところ、「いいんじゃん」との反応。おぉ!やったー!!

このバッグのサイズは、平たくした状態で38センチ×20センチ、まちが10センチ。使ったプリント生地は手元にあったもので、45センチ×60センチぐらいだったかな。そこにこれもまた手持ちの黄緑色の無地の生地を合わせて、持ち手とひもをつけました。手持ちの端切れ生地がカタチになり、それを使ってくれる人がいるっていうのは、なんだかとても嬉しいものですね。

もし、手持ちの端切れ生地の処分方法でお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひお声かけください。何かカタチにするご相談、お手伝いができたらなと思っています。

 

ぽつぽつとnoteも書いています。noteは自分の頭の中にもくもくと湧いてくる想いを整理するために書いています。このバッグのことも少し違ったアプローチで書きました。もしよろしかったらお読みください!

 https://note.com/fooco/n/n6c22fe2f7723

 

 

ワンちゃんのネッククーラー♡

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ネッククーラーです。なんとワンちゃん用!

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つけるとこんな感じです。お写真を送って頂きました(ありがとうございます!)。ワンちゃんかわいい♡ とってもおしゃれです!!

ご依頼主は杏子ママさん。ミニチュアシュナイダーの愛犬大河くんとの素敵な日常をブログに綴られています。

https://happydayswithminischnauzer.hatenablog.com

 今使っているネッククーラーのサイズがちょっと合わなくて…ということで、ご依頼をいただきました。

このネッククーラーを簡単に説明すると、輪っかを作り、そこにぐるっと保冷剤を入れる蓋付きのポケットを4つ作る。上下にコードを通しコードストッパーをつけて、装着後にワンちゃんの首のサイズに合わせてコード絞って調節する。というものです。

■ 製図をする

私はワンちゃんを飼ったことがなく、このような便利なネッククーラーの存在も知らなかったので、杏子ママさんに詳しく教えていただきました。今使われているもののお写真にご希望のサイズをわかりやすく書いたものを送ってくださったおかげで、制作の大体のイメージがすぐに湧きました。そのイメージをもとに、まずはざっくりと製図をしてみました。

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ぐるっとポケットにするので下を輪にし、蓋の部分を上につけました。この製図ではわかりにくいのですが(おそらく私にしかわからない…汗)、構造はとてもシンプルです。

■ 生地を決める

杏子ママさんのご希望は防水生地。防水生地だと色や柄が限られますし、そもそも私がきちんと縫えるだろうかとちょっと不安だったのですが、今使っているもののお写真を拝見したところ、防水ではなく、ナイロンの撥水生地でいけるだろうと察しがつきました。ナイロンの撥水生地はレインコートなどでよく使われている素材。防水でないので時間が経つと水がじわじわと染みてきてしまいますが、短時間であれば水を弾きます。

撥水生地をたくさん扱っているネットショップのサイトお知らせして、その中から選んでいただき、私の方で購入しました。

選ばれた生地は、グリーンの迷彩プリント。大河くんのハーネスとお揃いの柄なのだそうです。

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届いた生地を見てみると、かっこいい!そしてどこか涼しげ。

オーソドックスな迷彩プリントなのですが、うすーい水色のヴェールをかけたような少し柔らかな発色。ワイルドさと上品さが絶妙にミックスした、とても素敵な生地です。程よく張りもあり、縫いやすそうです。

生地はこちらのネットショップで購入しました。

https://item.rakuten.co.jp/pelote/ni21/#

■ 試作品を作る

製図段階ではとてもシンプルだったので、すぐに生地の裁断に取り掛かろうと思ったのですが、ポケットの蓋やコードを通す部分などがあるので、一発で縫うのはきっと無理。絶対縫い直しが発生するだろう。もしかしたら、製図を手直ししなければいけない箇所も出てくるかも…. とすると、すぐ裁断するのはキケン! と思い、簡単な試作品を作りました。手縫いでざっくり縫ってみて、コードの通し口を作るためにどこを縫いどこを縫わないでおくのか、縫い代はどの順番に折り、どの順番に縫ったほうがきれいに仕上がるのか、などを確認しました。また、製図を直すには至らなかったものの、蓋付きのポケットは、蓋とポケット口の間にほんの少しスペースがあった方が中に入れるもの(今回は保冷剤)の出し入れがやはり楽なので、ポケット口のところの縫い代を2mm多くすることによって、ポケット口を2mm下げました。

■ 裁断して縫う

試作品を作っていたため、スムーズに進みました。生地も予想通り縫いやすかったです。

■ コードとコードストッパーをつける

ほぼ完成!あとはコードを通しコードストッパーをつけるだけ。ということで、杏子ママさんに今使っているものに付いているコードとコードストッパーの拡大写真を送っていただき、コードストッパーについてはサイズも測って教えていただきました。新宿オカダヤに同じようなものがないか探しに行ったところ、これだろうと思われるジャストなコードストッパーがすぐに見つかりました。

ここからコード探しにちょっと迷走しました…

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購入したコードストッパーの袋に、適しているコードの太さは3mmと書いてあったので、ちょうど売っていた太さ3mmのアウトドア用のコードを購入しました(①)

中に芯が入っていて程よい張りのあるなかなか良いコードです。が、これだと、結び目が大きくなってしまう!ネッククーラーのコードを通すところの幅は1cmしかないので、ここにはとても通らない!結び目のことを全く考えていませんでした…  結び目を、コードストッパーを通したところですぐに作り、外に作って出してしまうという方法もありましたが、送っていただいたお写真はそのようになっていなかったので、他のコードを探すことにしました。

大概なんでも揃う新宿オカダヤでも他に良さそうなコードがなかったため、これはネットで探すかなとも思ったのですが、実物を見ないとやっぱりわからないなあ… あっそうだ、東急ハンズ!東急ハンズなら、手芸材料の範疇に捉われないいろいろなタイプのコードがきっとあるはず。と出かけたところありました。太さ1.5mmでやはり芯入りです(②)。

やや細いけど丈夫だし、これなら絶対に結び目も通る!でも、あれ⁈ コードストッパーをつけ、端と端を結んでその結び目をネッククーラーの中にしまい、キュッと軽く絞ってみると、えっ⁈結び目がほどけちゃう!丈夫なのはいいのですが、中に入っている芯が硬すぎて結び目がキツく結びにくいということに、今度は気づきました。注意して結び目を強目に結んで仕上げることはできそうでしたが、なんだか心許ない。何回か使っているうちに外れちゃうかもしれない。ちょっと心配。ということでこれもNG。

ダメもとでもう一度新宿オカダヤに行ってみました。これでなかったら、もうネットかなと思いつつ、よーく売り場を探したら、目についたのが、マクラメ編み用の糸のラックの下の方にあったコード(③)。これもマクラメ編みに使うのかな?太さは2mmぐらいです。このコードならば、結び目も大きくならず、しっかり結べます。

今まで芯入りのコードばかりを探していたのですが、サイズを調節するだけの用途ならば、さほど強度は必要なく芯は必要はない、ということに、ここでやっと気が付きました。

黒いコードは一般的なものだからすぐに見つかると思っていたのですが、全然違いましたね。どこに使うのか、なんの目的で使うのかによってコードは選ばなければければならず、それにはそこそこそ時間がかかる。生地だけではなくその他の材料についても、早い段階からしっかり探しておかなければいけないと、大いに反省しました。

■ 余った生地できんちゃく袋も

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生地が余っていたので、きんちゃく袋も作らせてもらいました。A5の手帳が入るサイズがご希望だったのですが、もし手帳を入れるのであれば、手帳以外のものも入れられるようにと、A5よりもひと回り大きめに作りました。というもの、私が自分の手帳入れとして作ったA5サイズのポーチは、手帳とペンケースでほぼパンパン。一緒に入れたいノートや読みかけの本が入れられなくて日々不便に感じているという実体験があるので(苦笑) また2cmほどのマチもつけました。ひもは、最初にオカダヤで買った①のコードをここで使わせてもらいました。

縫い代の端の処理は、いつもならミシンで裁ち目かがりのステッチをかけるですが、ナイロン生地はつるつるしていてステッチが生地に馴染まず、ものを出し入れするときに引っかかってしまいそうな気がしたので、今回は端ミシン(縫い代の端を少しだけ折って折山の際をミシンで縫う方法)にしました。

 

今回も楽しく、そしてとても勉強になったご依頼でした。ワンちゃんがネッククーラーをつけているお写真を拝見した時は、本当に嬉しかったです♡

仕上げるのが遅くなり、今季使う機会は少ししかなかったと思われますが(申し訳ありません)、来年の夏にまたご活用してくださると、作家冥利に尽きます。ありがとうございました!

 

桃の絶品デザート「ももんにん」♪

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ハーフカットの桃。その上には、ヨーグルトアイス、桃のシャーベット、生クリーム。中の種をくり抜いた部分には、杏仁豆腐。

桃+杏仁で「ももんにん」なんだそうです。この名前を最初に見た時は、何かの呪文かと思いました(笑)

ってお友達のFacebookの投稿にコメントをしたら、「ももんにん」9月上旬までなのでご一緒しませんか?と、とっても嬉しいお誘いをいただきました。

これ、間違いなく美味しいものが盛り盛りなんですけどね、すごいのが、どのアイテムも主張しすぎず、でも埋もれることなく、調和がとれていて、優しい味に仕上がっているところ。

中でも杏仁豆腐が絶妙。杏仁豆腐って、いつでもどこでも必ず主役なのかと思っていたら、ここでは存在自体がまず奥に潜んで目につくことはないし、でも食べ進んでいくうちに、あっ杏仁いたいた!さりげないけどやっぱり存在感がある!!と気づかされる…  あー、この立ち位置いいな、私もこの杏仁豆腐のような存在になりたいなー、なんてふと考えちゃいました。

食感もとってもよかったです。桃は硬め、それ以外は溶ろける食感。アイスもシャーベットも、生クリームも杏仁豆腐も、溶ろけ加減が揃ってる。口に入れるとみんな仲良く同じ速さで溶ろけるから、一気にミックスした味覚が味わえる。歯応えのある桃と一緒に味わうと、もう最高です。これってきっとすごーく考えられてるんだろうな、と素人ながら感心してしまいました。

そうそう、お皿に4粒のせられていた桃のソースもアクセントになっていて美味でした。

「ももんにん」を食べたのはここ。とっても落ち着くカフェでした。

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kurumed.jp

考えてみれば、コロナで息子の学校が休みになった3月から、こうやってリアルでお友達に会って、ゆっくりおしゃべりをしていなかったんですよね。ほぼ巣籠もりで過ごした6ヶ月。その間、世の中と同じように私のマインドも慌ただしく変わったのだけど、そんな中でもこういう時間はなくしちゃいけないなって今回つくづく思いました。

巣籠もり中にもほぼ毎日オンラインでお友達と話はしているし、基本ぼっちでも大丈夫な方なので、この生活も全然やっていけるって思っていたのですが、やっぱり外に出て人にリアルに会うって大切。何よりも楽しい。巣籠もり中に眠っていた好奇心が覚醒した感覚です。

人生の余白のお話、記憶を鮮明にビジュアライズするお話、江之浦測候所のお話等々、きらきらと脳内に染み入りました。とっても豊かなお時間をありがとうございました。