ハーフカットの桃。その上には、ヨーグルトアイス、桃のシャーベット、生クリーム。中の種をくり抜いた部分には、杏仁豆腐。
桃+杏仁で「ももんにん」なんだそうです。この名前を最初に見た時は、何かの呪文かと思いました(笑)
ってお友達のFacebookの投稿にコメントをしたら、「ももんにん」9月上旬までなのでご一緒しませんか?と、とっても嬉しいお誘いをいただきました。
これ、間違いなく美味しいものが盛り盛りなんですけどね、すごいのが、どのアイテムも主張しすぎず、でも埋もれることなく、調和がとれていて、優しい味に仕上がっているところ。
中でも杏仁豆腐が絶妙。杏仁豆腐って、いつでもどこでも必ず主役なのかと思っていたら、ここでは存在自体がまず奥に潜んで目につくことはないし、でも食べ進んでいくうちに、あっ杏仁いたいた!さりげないけどやっぱり存在感がある!!と気づかされる… あー、この立ち位置いいな、私もこの杏仁豆腐のような存在になりたいなー、なんてふと考えちゃいました。
食感もとってもよかったです。桃は硬め、それ以外は溶ろける食感。アイスもシャーベットも、生クリームも杏仁豆腐も、溶ろけ加減が揃ってる。口に入れるとみんな仲良く同じ速さで溶ろけるから、一気にミックスした味覚が味わえる。歯応えのある桃と一緒に味わうと、もう最高です。これってきっとすごーく考えられてるんだろうな、と素人ながら感心してしまいました。
そうそう、お皿に4粒のせられていた桃のソースもアクセントになっていて美味でした。
「ももんにん」を食べたのはここ。とっても落ち着くカフェでした。
考えてみれば、コロナで息子の学校が休みになった3月から、こうやってリアルでお友達に会って、ゆっくりおしゃべりをしていなかったんですよね。ほぼ巣籠もりで過ごした6ヶ月。その間、世の中と同じように私のマインドも慌ただしく変わったのだけど、そんな中でもこういう時間はなくしちゃいけないなって今回つくづく思いました。
巣籠もり中にもほぼ毎日オンラインでお友達と話はしているし、基本ぼっちでも大丈夫な方なので、この生活も全然やっていけるって思っていたのですが、やっぱり外に出て人にリアルに会うって大切。何よりも楽しい。巣籠もり中に眠っていた好奇心が覚醒した感覚です。
人生の余白のお話、記憶を鮮明にビジュアライズするお話、江之浦測候所のお話等々、きらきらと脳内に染み入りました。とっても豊かなお時間をありがとうございました。