色とりどりのバッグデザイナーの日常

バッグ作りにつながる日々のインスピレーションを記録します

大草直子さんと蘇ったヴァンテーヌの記憶

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最近、大草直子さんの本をいろいろ読んでいます。

大草さんのお名前は、以前からよく見かけ、ファッション関係の方なんだなあという認識はあったものの、これまで特に意識することなく過ごしていました。でも少し前、図書館で何気なく大草さんの本を手に取りペラペラとページめくっていると、ヴァンテーヌという文字が!

先日も書きましたが、ヴァンテーヌとは、私が若かりし頃に愛して止まなかったファッション雑誌の名前。私が毎日読んできる大好きなあるメルマガに、ヴァンテーヌの名前が出てきて以来、ヴァンテーヌ流のおしゃれを思い出すことが多くなったのですが、大草さんは、かつてそのヴァンテーヌの編集者のお一人だったのですね。

 

ヴァンテーヌが提唱していたのは「考えるおしゃれ」。それは、他の商品カタログのような当時のファッション雑誌とは明らかに一線を画していました。

・色をリンクさせる

・差し色の使い方

・スカーフの巻き方

・甘辛バランス

・ミラネーゼの着こなし

・FRULAの型押しバッグ

・高級ブランドや高級ジュエリーとの付き合い方 etc.

ヴァンテーヌの誌面から、20代の私はたくさんのことを教わりました。

でも時が経ち年を重ね、ふと気づくと、それらの知識はもう古臭い昔のものに思えていました。ヴァンテーヌという雑誌のことも、それに憧れ目指したファッションのことも、20代のキラキラした思い出とともに胸の奥にそっとしまい込んでおこう、そう決めていたのですが… 

大草さんの著書を読み、あの当時の気持ちが一気に蘇ってきました。古臭いものでも昔のものでもなく、今の自分のおしゃれに必要なものとして。

そして、周りに流されるのではなくもっと丁寧に自分に合うおしゃれを追求しよう、そういう思いが強く込み上げてきました。この気持ちは、若さでなんでも着こなせた20代の頃より、似合うものが限定されてきたアラフィフの今の方が絶対大切、ですよね。

私が目指すのは「軽やかに可愛らしく、でもどこか芯の強さを感じされるおしゃれ」かな。そこに近づくべく、大草さんの著書と合わせて大草さんが編集長をしているWEBマガジンも読んでいきたいと思っています。

mi-mollet.com

また、私が毎日読んでいる大好きなメルマガはこちら。

https://semplice72.com/mailmagazine

記事にも書きました。よろしければご覧ください!

fooco-s.hatenadiary.com