色とりどりのバッグデザイナーの日常

バッグ作りにつながる日々のインスピレーションを記録します

僕たちにもお揃いのベストを!

f:id:fooco-s:20200829163222j:plain 

コロナの外出自粛期間中に、こんな可愛いものを作られてもらいました!ぬいぐるみくんたちのお洋服です。

ご依頼主は、おおたfabさん。おおたfabさんは、コワーキングスペース、3Dプリンターなどを備えたモノものづくりスペース、会議、レッスンなどができる貸しスペースの3つで構成されていて、前向きな目的を持った仲間が集う場を常に提供してくださっています。

https://ot-fb.com/

スタッフの方が着用されている紺色のベストと同じようなものを、ぬいぐるみくんたちにも着させてあげたい!とのご依頼でした。

ぬいぐるみの洋服を作るのは初めて。でも以前洋裁を少し習ったことがあり、簡単な洋服の作り方はおおよそ会得しているつもりだったので、そのミニサイズを作ればいいのだなと、このご依頼をお受けしました。が、いやいや、やってみるとそんな簡単なものではなく…

いろいろ苦戦をしましたが、その分身につくことも大変多く、とても勉強になるご依頼でした!!

 

■ 型紙を作る

簡単でなかった一番の要因は、ぬいぐるみのボディのサイズと形状。ぬいぐるみが身長10センチぐらいと小さく、その上そのボディに肩がなく胴体からすぐに腕が出ているという点でした。ベストは肩で着るもの。肩がないぬいぐるみくんたちのベストをどう作るか…?

とにかくやってみないことには始まらない、と、こちらのサイトを参考にさせてもらい、型紙をおこしました。(とてもわかりやすいサイトでした。ありがとうございます。)

 https://nuipe.com/plush-clothes/

このようにラインを引き、普通の洋服と同じように、前身頃と後ろ身頃を別々に作成してみました。肩幅は5ミリ程度。これ以上は狭くできないかなというギリギリの寸法です。

f:id:fooco-s:20200829161946j:plain

f:id:fooco-s:20200829162014j:plain

この型紙を使い、普通の洋服と同じ感覚で、肩と脇を縫い合わせ、襟ぐり(首のところ)と袖ぐり(腕の付け根のところ)にそれぞれ見返し(部分的な裏地みたいなもの)を用意して、それらを中表にしてぐるっと縫い合わせ、表に返せばおおよそ完成。そう目論んでいましたが、NG!!

この型紙では肩幅が狭すぎて、襟ぐりと袖ぐりそれぞれに見返しをつけることはできません。また、とにかくサイズが小さいので、縫い合わせる部分をできるだけ少なくしないと、縫い代がゴロゴロしてしまいスッキリきれいに仕上がらないということも気づきました。

そこで型紙を改良。

f:id:fooco-s:20200829162417j:plain

小さくて縫うのが一番難しいと思われる肩の部分を縫わなくいいようにくっつけ、前身頃と後ろ身頃を合体させた型紙にしました。併せて後ろ身頃を輪にすることで、後ろ中心も縫い合わせることなくスッキリとさせることにしました。ただ、この型紙で生地を裁断すると、生地の地の目がバラバラになってしまいます。今回後ろ中心を輪にしてそこに地の目を合わせたので、前身頃はほぼバイアスになってしまいました。生地が無地だったので気にせず進めてしまいましたが、柄に方向性があるものだったらこのやり方は無理でしたね。

裏地については当初はつけず見返しだけで縫い代の始末をしようと考えていましたが、見返しが無理だと気づいたので、やり方を変え、同じ形のものをもう1枚を裏布用に裁断し、2枚を縫い合わせる方法にしました。

襟ぐりと袖ぐりは曲線のため、きれいに縫うには縫い代に切り込みを入れなければいけません。その際のほつれを防ぐためと、バイアスになっている前身頃の生地が伸びてしまわないようにと、襟ぐりと袖ぐりが含まれる見頃の上部半分に前後とも、裏から薄い服地用の接着芯を貼りました。

■ 縫い合わせる

縫い方にもかなり工夫が必要でした。以下の要領で縫いました。

① 表布裏布それぞれ、袖ぐりの縫い代に切り込みを入れておく。それを袖ぐりの出来上がり線で裏側に折り、ミシンで押さえておく。

② 表布と裏布を中表にして縫い合わせ、前中心から襟ぐりにかけて縫い合わせる。襟ぐりのカーブの部分に切り込みを入れて表に返す。

③ 表布裏布それぞれ、脇を縫い合わせる。

④ 表布裏布それぞれ、裾を出来上がり線で内側に折り、2枚合わせて表からミシンで縫う。

⑤ ①でミシンで抑えた袖ぐり部分の表布と裏布を、手縫いで縫い合わせる。

⑥ 襟ぐりの端にミシンをかけ、襟ぐりを落ち着かせる。

⑦ 前中心の上と下に1つずつ小さなホックをつける。スタッフの方のベストは前中心にファスナーがついていましたが、ぬいぐるみくんたちのものはホックにさせてもらいました。

これらの工程で一番工夫したのは袖ぐり。小さくカーブしているこの部分を、いかにきれいに仕上げるか、試作品を作り検討しました。

 ■ ロゴを刺繍する

そしてもう一つ、私が初めてだったのは刺繍。今回おおたfabさんのロゴを別布に刺繍し、ベストの胸の部分に縫いつけました。

刺繍は、小学校の頃確か学校でいろいろなステッチを習った記憶はありますが、その後はまともにやったことがなく… ステッチの仕方はもちろん、図柄の写し方から、最後の糸の処理の仕方まで、こちらの動画を参考に、ほぼ1から勉強しました。(こちらの動画もわかりやすかったです。ありがとうございます。)

https://youtu.be/ApVBOQVfQSw

https://youtu.be/Lh8ECChbI64

おおたfabさんの名刺に載っているロゴを70%に縮小コピーし、それを裏に接着芯を貼った生地に写し、その線に沿ってステッチをしていきました。使ったステッチはサテンステッチとバッグステッチです。

刺繍で一番苦労したのは、円の部分。円に沿ってサテンステッチをかけていったのですが、とにかく小さい。ちょっと針目がずれただけで、円には見えないんですよね。大雑把ではダメなんだということに気づきました。刺繍はやっぱり難しい… 1日2日でなんとかなるものではないですね。

何回か練習し、ようやくこんな感じに仕上げられるようになりました。決して上手くはなく、なんとかロゴには見えるかなという程度ですが、こちらでお許しをいただきました。

 f:id:fooco-s:20200829163753j:plain

ぬいぐるみくんは全部で4つ。それぞれ少しずつ形の違うのですが、同じ形で作らせてもらいました。1つだけ胴回りが小さいぬいぐるみくんがいて、ブカブカになってしまったのですが、それついては、襟ぐりを後ろの中心で5ミリほど摘み縫いしサイズを調整しました。

f:id:fooco-s:20200829164319j:plain

これらのぬいぐるみくんたちは、おおたfabさんでは、広報担当というポジションでしょうか。このベストを身につけ、お薦めの商品や書籍が並べられている棚で、しっかりお仕事されてました!

f:id:fooco-s:20200829171208j:plain

f:id:fooco-s:20200829171304j:plain

f:id:fooco-s:20200830143240j:plain

おおたfabさんでは、様々なイベントが催されています。今月初めにはマルシェが行われ、私も参加させてもらいました。その際にこれらのお写真も撮らせてもらいました。自分が作ったものがお役に立てているところを見ることができ、感無量!苦労したけれども仕上げられて本当に良かったなと感じています。素敵なご依頼ありがとうございました。

ぬいぐるみくんたち、これからもお仕事頑張ってくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旅の思い出をポーチに

f:id:fooco-s:20200818114110j:plain
「海外で買ってきた生地をポーチにしてもらいたいのだけど」そんなお話をいただき、素敵なポーチやきんちゃく袋を作らせてもらいました。

今回お声がけくださったのは、一級建築士・インテリアコーディネーターとしてご活躍の八枝佳さんです。

八枝佳さんのホームページはこちら→   https://www.racrea.com/

 

お預かりしたのは、これら4種類の素敵なカットクロスです。

葉っぱ柄 100cm×31.5cm

f:id:fooco-s:20200815190648j:plain

お花柄 100cm×28cm

f:id:fooco-s:20200815190726j:plain

象さん柄 64cm×42cm

f:id:fooco-s:20200815190917j:plain

ピンク無地 72cm×32cm

f:id:fooco-s:20200815191039j:plain

インテリア方面で使われる生地でしょうか。 どれも太めの糸でしっかりと織られていて厚めで張りがあります。1年ほど前スウェーデンでご購入されたそうです。お仕事関係の視察でスウェーデンに行かれたというお話を以前伺ったことがありますので、その際にきっと買われたのですね。素敵です!

 

どのようなポーチをお作りすればよいか伺ったところ、旅行の際スーツケースの中のものが整理しやすいよう、スーツケースに入れたまま上を開けてものの出し入れができるポーチやきんちゃく袋がよいとのこと。よくご旅行に行かれているからこその用途がはっきりとしたオーダーに、なるほどー♪と私の心もときめきました!

旅行用以外のものも含め、ご希望のデザインやサイズを詳しく教えていただき、仕上がりの風合い(張りがある感じかソフトな感じか)や裏地の色味などの希望もお伺いし、以下6点をお作りいたしました。

 

・ボックス型ファスナーポーチ(葉っぱ柄の生地を使用   縦25cm×横20cm×高さ10cm)

f:id:fooco-s:20200818094517j:plain

f:id:fooco-s:20200815191356j:plain

3辺にぐるっとファスナーがついています。ファスナーを全部開くと中に入っているものが一目瞭然。使い勝手のよいポーチです。

大きな葉っぱの柄が蓋の部分にくるように裁断しました。サイドは生地の長さが足りなかったため継ぎ合わせていますが、できるだけ継ぎ合わせの違和感が少なくなるような柄の部分を選んで合わせました。

裏地はピンクがよいとご希望を伺っていたので、ピンク系の生地の中から選ばせていただきました。私自身は鮮やか色が好きで、この葉っぱ柄の生地にも合うのも鮮やかな色!と第一印象から思っていたのですが、ファスナーを開くたびに裏地が広い面積で目に入るので、鮮やかな色はちょっと強すぎすかな…  よくよく考え、優しいピンクにしました。ただそれだけでは全体的にぼんやりしてしまい、素敵な葉っぱの柄を生かしきれないと思ったので、ファスナーを鮮やかなピンクにしてアクセントをつけました。

張りのある仕上がりがご希望だったので、表地と裏地の間に硬めの芯地を入れました。

 

・ファスナー付きポーチ(お花柄の生地を使用  縦19cm×横25.5cm) f:id:fooco-s:20200815191455j:plain

こちらはA5サイズの平たいポーチです。

サイズ的に生地を縦に裁断できず、お花が横を向くかたちとなりました。柄の素敵なところ(私の主観ではありますが)を選んで裁断しました。

裏地とファスナーはボックス型ポーチと同様の色合わせで、お揃い感を出しました。

こちらにも硬めの芯地を入れています。

こんな感じに手帳をお入れになるそうです。

f:id:fooco-s:20200816054026j:plain

ピンクの手帳、素敵です!手帳のピンクとファスナーのピンクが偶然にもマッチしていて嬉しいです!!

 

・四角底のきんちゃく袋(象さんの生地とピンク無地の生地を使用  縦15cm×横20cm×高さ20.5cm→中にものを入れひもを絞った時に高さ10cmになるようにお作りしました)

f:id:fooco-s:20200818094628j:plain

サイドは象さんの生地、底はピンク無地の生地を使いました。

この写真ではわかりませんが、きんちゃくの横の生地の継ぎ目が自然になるよう、限りある生地の中でできるだけ象さんの柄の位置を合わせています。

裏地は生成りの生地を使用しました。ひもは生地のピンクの色と似た色を選ぶとちょっと地味になってしまうかな思いと、敢えて明るめのピンクにしました。

こちらにも硬めの芯地を入れています。

 

・きんちゃく袋(お花柄の生地を使用  縦22cm×横14.5cm / ピンク無地の生地を使用  縦25cm×横24.5cm

f:id:fooco-s:20200816054201j:plain

余った生地でできる一番大きなサイズで作りました。

裏地はお花の生地には優しいピンクを、ピンク無地の生地には生成りを合わせました。ひもは四角底のきんちゃく袋と同じピンクです。

こちらに関しては、柔らかい方が使いやすいと思い、芯地は使用しませんでした。

 

・細長のきんちゃく袋(お花柄の生地の端から耳の部分を使用  縦22cm×横8cm まち2cm)

お花柄の生地の端から耳の部分にかけて、10cm×60cmの細長い生地が残りました。これを捨ててしまうのは何だかもったいないな、生地のライセンス表記と思われるアルファベットも柄とみなせるならばもう一つ作れるなと思い、ご相談させていただき、ペンや定規や入れられそうな細長いサイズのきんちゃくを作らせてもらいました。

f:id:fooco-s:20200816054321j:plain 

f:id:fooco-s:20200816054435j:plain

細長くても中に入れたものが取り出しやすいよう、サイドのスリットを深めにしました。上の部分を外折りにするとさらに取り出しやすいので、外折りしやすいようひもを通しているところの上部の端に1本ミシンステッチを入れました。また、ペンなどを入れやすいよう、少し(2cmほど)のまちもつけました。

裏地は他のお花柄の生地を使ったものと揃えて、優しいピンクの生地にしました。

こちらも芯地は使用していません。

 

これら6点を作って、残った生地はこれだけ。

f:id:fooco-s:20200816054609j:plain

旅の思い出が込められた大切な生地をほぼ使いきり、かたちにできたことに、喜びと達成感とホッとした気持ちを感じています。また本当に素敵な生地だったので、作っていてとても楽しかったです。

 

このご依頼をいただいたのが確か2月。間にコロナの自粛期間があったとはいえ、ずいぶん長い間お待たせしてしまいました。大変申し訳なく思っていたのですが、それにも関わらず、仕上がりに喜んでくださったことに心から感謝しています。

こちらに使わせてもらったお写真の多くも、八枝佳さんからご提供いただきました。ありがとうございました。

 

八枝佳さんはこれからどんなところにお出掛けされるのかな。これらのポーチやきんちゃく袋が、八枝佳さんの旅のお供としていろんなところに連れて行ってもらえたら、本当に嬉しいです!

そして私もいつか八枝佳さんと北欧をご一緒できたらなー(八枝佳さんコーディネートの北欧インテリア巡りの旅」を妄想中…)楽しい想像が止まりません 笑

東京ホテルステイ♪

f:id:fooco-s:20200814171336j:plain

新宿のパークハイアットホテルに宿泊してきました。

都内のラグジュアリーホテルに滞在したのは初めて。非日常の空間に身を置くことができ、東京にいながらプチトリップ気分を味わえました。

 

お部屋は44階。眺めは最高! 午前中には富士山がよく見えました。

f:id:fooco-s:20200814171511j:plain

日が高くになってくると、ホテルの影が街にくっきりと。これもここでしか見られない素敵な風景だなあと感動。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:fooco-s:20200814171703j:plain

息子はデジカメのズーム機能を使って、遠くを走る小田急線や京王線を見つけていました(さすがの撮り鉄根性 笑)。横浜のランマークタワーやよみうりランドの観覧車も発見して大喜びしていました。

ワーケーション気分を味わえるかなと、やりたいことを少し持っていたのですが、たったの1泊、家族がわちゃわちゃ、それどころではなく… まっこんなもんですね(笑)

 

プールも日当たりがよく、気持ち良かったです。ソーシャルディスタンスを保つため予約制となっていましたが、お部屋で順番を待っていられたので、快適でした。

f:id:fooco-s:20200814171945j:plain

 

朝食はビュッフェではありませんでしたが、寛ぎながらとても美味しく頂けました。 f:id:fooco-s:20200814172121j:plain

f:id:fooco-s:20200814172346j:plain

 

これまで海外ばかりに目を向けていましたが、東京のホテルステイも良いですね。来年もこんな感じかな? それも悪くはないけれど… でもやっぱり海外に行きたい! 今までのようにはいかなくとも、新しいスタイルで旅ができるようになることを願うばかりです。

昨年はこの時期にマカオ・深セン・香港に行っていました。今では香港も世の中全体も様変わりしてしまい、昨年の旅は夢のようです。

懐かしいなあ、楽しかったなあ。ということでマカオ・深セン・香港の旅の記録を載せておきます。

fooco-s.hatenadiary.com

fooco-s.hatenadiary.com

fooco-s.hatenadiary.com

fooco-s.hatenadiary.com

fooco-s.hatenadiary.com

fooco-s.hatenadiary.com

 

 

 

オンラインイベント「zoomでコーディネート&撮影会」に参加しました!

f:id:fooco-s:20200814120310j:plain

大昔に買ったきりしまい込んでいたネックレスと昨年編んだバッグがコーディネートできるなんて!それをステイホームの状態で撮影してもらえるなんて!!

手持ちの洋服と小物でコーディネートしてもらい、お写真を撮ってもらいました。全てオンラインでです!すごいっ!

コーディネートしてくださったのは、NYでご活躍の経験もお持ちのパーソナルスタイリストkikiさん。 

kikimemo.com

お写真を撮ってくださったのは、インタビューをしながらのポートレート写真撮影をお得意とするEmilyさん。

今回私がこのイベントに参加した理由は2つです。

1つはTシャツのおしゃれな着こなし方をkikiさんに教えてもらいたかったから。

私はここ何年も、夏場は無印良品のTシャツに動きやすいスカートとパンツという格好をしています、着やすくてお手入れも楽なので、私の今のライフスタイルには合っているのだけれど、もうちょっとおしゃれにならないかなあ… そうかねがね思っていました。

もく1つはカメラマンが昨年私のFacebookのプロフィール写真を撮ってくださったEmilyさんだったから。また撮影をお願いしたいなと思っていたところでした。

 

事前に私の方から、
・普段のコーディネート
・今回コーディネートしたい服
・手持ちのバッグ(仕事で使う以外のもの)、アクセサリー、スカーフ
・夏もののジャケット
のお写真を撮ってお送りしました。
アクセサリー、スカーフについては、ほとんどのものが20年ぐらい前に買ったもの。これで間に合うものかな? ちょっと不安でした。
 
今回私からお願いしたイメージは「クールでかっこよく」。
私は周りから「優しい」「ふんわり」と言われることが多く、クールでかっこよい雰囲気は微塵もありません。でも実はクールでかっこよい雰囲気に憧れていて、そう自分がならないことを長年の残念に思っていて。また前回Emilyさんに撮っていただいた写真は、私の普段の優しくふんわりした雰囲気を存分に引き出してくださったものだったので、今回は違う雰囲気のものをと、ちょっと冒険してみたくなりました。
お願いしたのはよいけれど、そもそもクールでもかっこよくもない私にとって、そのように見えるようなポージングや表情は難しく、結構苦労しました…
でもkikiさんとEmilyさんお二人のお力で、こんなに素敵に仕上げてくださいました!
 
f:id:fooco-s:20200814120037j:plain
 
左から右へ詳しく説明しますと、
・Beforeは普段の私のスタイル。無印良品のTシャツに、10年以上前に買い大切に履いているパンツ。ノーアクセサリーです。
・その隣は6年前にバリに行った時に買った籠ポシェットをプラスしたコーディネート。このバッグ、気に入っているのだけれど、ものがほどんど入らないので、最近は全く使っていませんでした。ものが入らなくても、アクセサリーとして使えばよいのですね!
・続いて、紺色の麻素材のジャケット、紺色の小花柄のスカーフ、布バックの組み合わせ。このジャケットとは10年ちょっと前、息子を妊娠している時に出会いました。小柄な私の体に珍しくしっくりくるデザインで、それがとても気に入り、息子が産まれたら絶対これを着て颯爽と歩くぞ!!という意気込みで購入しました。でも結局その後一度も出番がなく… 何度も手放そうかと思いましたが、諦めきれず手元に残しておいていました。そんなジャケットが今こんなかたちで日の目を見るとは! スカーフとバッグは両方とも買ったのは20年前ぐらいかな。スカーフは昔は大好きで毎日巻いていたのですが、今は面倒くさくなってしまい全く使っていません。バッグは近所の美容院に行く時にたまに登場するぐらい。
ジャケットのかっこよさと、スカーフ、バッグの可愛らしさが合わさって、自分で言うのはちょっと恥ずかしいのですが、私らしい着こなしになっていると思います。
・その隣は前述のスタイルのジャケットを脱ぎ、バッグを丸みを帯びた籠バッグにスイッチしたもの。このバッグは2年前カンボジアで買いました。大きさ、かたちともにすごく気に入っているのですが、インナーバッグを作ってから使おうと思い、でも一昨年も昨年も今年もインナーバッグを作ることなく。で、バッグも使われることなく… もったいないですよね。インナーバッグにこだわらず、使っていこうと思います。 
・最後は赤のネックレスとミニバッグを合わせたコーディネート。このネックレスも確か20年ぐらい前に買ったのですが、これも一度も使ったことがありませんでした。バッグは昨年私が編んだもの。編んだはいいけれどそれで満足してしまい、ほどんど使っていません。そんなネックレスとバッグの奇跡的な「時代を超えたコラボ」がとっても愛しく思えました。この20年間、紆余曲折したけれど、昔の私も今の私もちゃんと繋がっていたんだななんて思えて、なんだかとても嬉しい気持ちでいっぱいにです。今週初めに都内のホテルにステイしてきたのですが、このコーディネートで出かけてみました。気分が上がりますね♪
 
今回コーディネートしてくださったアイテムは、使っていないものが多かったのですが、でも実はどれも愛着が深かったんだなあと、今書いていて気づきまいた。(それでついつい長くなってしまいました(笑))
これからも大切に、かつ積極的に使っていきたいと思います。
 
本当に素敵なイベントでした。このようなイベントには、今までの私だったら敷居が高くて参加できなかっただろうと思います。でも最近気持ちの向きがちょっとずつ変わってきています。コロナで世の中が変わる中、私も変わりたいな、今なら自然に変わっていけそうだな、そんな気運がふつふつと高まっている今日この頃。
そんな最中にこのイベントに参加できたことに心から感謝しています。
 
Kikiさん、Emilyさん、本当にありがとうございました。
 
Kikiさん、Emilyさんもそれぞれ詳しくブログに書いてくださっています。

青紫の色のミシン糸とイノセントワールド

f:id:fooco-s:20200517135120j:plain

あっ、この色、今の季節にぴったり。

紫陽花の色なので、梅雨の季節のイメージは一般的にあるかと思いますが、私は爽やかな5月からしっとりとした6月に向かう今の季節にもしっくりくる色だなあという感覚をもっています。

この糸は、先日お友達の素敵なワンピースの丈詰めをさせていただいた際に、ワンピースの色に合わせて購入しました。

私は今までこういう色の洋服を着たことはなかったなあ。バック作りでもこの色は使ったことがない。でも、どこか琴線に触れる大好きな色…

思い出した!Mr.Childrenの『イノセントワールド』の色だ!!

『イノセントワールド』の歌詞の中に「物憂げな6月の雨に打たれて…」というワンフレーズがああるのですが、私はそのフレーズが大好き。そこから連想するイメージがまさにこの淡い青紫で、私が思うこの曲全体に漂うカラーなのです。

「物憂げな6月の雨」と聞くと一般的には気分がダウンする印象かもしれませんが、私にはきれいに透き通った青紫の世界に映るのですよね。それがきっと私が想像するイノセントワールドなんだな、そんなことに今更ながら気づいて、ここにつれづれと書き綴っています。

『イノセントワールド』はもう25年以上も前の曲。この曲を初めて聴いた時から、私はミスチルファンです。青紫色のミシン糸からこの曲のことを久しぶりに思い出しました。

お友達のワンピースのような素敵な青紫の服を私も欲しくなりました。それを着て今の季節に『イノセントワールド』を聴いたら、また新たな気づきがあるかもしれないな。そんなことを思う今日この頃です。

 

 

 

イケア風?白いソースのミートボールを作ってみました!

ジャムがない?ソースも少なめ?? これでも一応イケアのミートボールをイメージしてます(笑)

f:id:fooco-s:20200503143912j:plain

 

きっかけは、少し前にテレビの情報番組を観ていた息子の一言。「イケアのミートボールの作り方がホームページに載ってるんだって。美味しそう!作ってよ!!」

息子は最近私の料理の相当飽きているもよう。結構頑張っていろいろ作ってるつもりですけどねー(涙)学校が休校中で給食がなく、お昼まで私の作ったものを食べていると、いつもおんなじーって感じちゃうんでしょうね。 まあ仕方なしか…

 

イケアのホームページのレシピと、クックパッドにあったレシピを参考にさせてもらいました。

https://www.ikea.com/ms/ja_JP/food/recipes/meatbal.html

https://cookpad.com/recipe/1093912

2つのレシピを見て、結局はハンバーグのホワイトソースがけだね!と勝手に解釈した私。イケア風かどうかはさておき、美味しくできました!

 

以下備忘録を兼ねて、ざっくりですがレシピを残しておきます。(レシピをおこすのは久しぶり♪)

【材料】

★ミートボール

・合い挽き肉 350gぐらい

・たまねぎ 中1個

・卵 1個

・パン粉 1/2カップ

・牛乳 大さじ1ぐらい

・塩 3g

・こしょう、ナツメグ 少々

・バター 10gぐらい

・小麦粉 適量

★ホワイトソース

・バター 15gぐらい

・小麦粉 大さじ1

コンソメ 小さじ1

・牛乳 適量(200〜300gかな?)

【作り方】

1.  たまねぎをバターで炒め、冷めしておく。

2.  1と残りのミートボールの材料を合わせ、手早く混ぜる。小さなボール状に丸め、ひとつひとつに小麦粉を薄くまぶしておく。

3.  たまねぎを炒めたフライパンで、2を中火で焼く。軽く焦げ目がついたらひっくり返し、蓋をして弱火で10分ほど蒸し焼きにする。

4.  3を焼いている間にホワイトソースを作る。なべを弱火にかけ、バターを溶かし、小麦粉を加える。木べらで優しく混ぜ合わせる。焦げないよう気をつけなら、フツフツとしてくるまで火を通す。

5.  4に牛乳を少しずつ加え、ダマにならないようによく混ぜる。途中でコンソメを加え、塩加減がちょうど良くなるくらいまで、牛乳でのばす。

6.  3で火が通ったミートボールに、あつあつの5のホワイトソースをかけて出来上がり!

 

つけ合わせは、バターでソテーにし蒸し焼きにしたジャガイモと、シンプルに茹でたブロッコリー。どちらもホワイトソースによく合います。

小さなミートボールをひっくり返す作業が結構面倒でした。鍋を振ってもフライ返しを使ってもうまくできず、お箸でひとつひとつひっくり返しました。雑にやると崩れるぅ〜 やっぱりハンバーグの方が楽です(苦笑)

ソースにコンソメを入れると一気にそれらしい味になりました。普段コンソメは使わないようにしているのですが、美味しいブイヨンを自力でとるのは無理!と、今回はコンソメの力をお借りしました。

 

外出自粛が続くにつれて、必要に迫られ我が家のお料理のレパートリーが増えるという事実(笑)

いろいろ不便な昨今ではありますが、悪いことばかりではないなあと思っています。